旅行会社・代理店を使うとなぜ安いのか。その理由は?


旅行をする際に、新幹線や航空券のチケットと宿を別々で取るのよりも旅行会社を使って一式を揃えた方が安くなることがあります。
これは旅行をする人にとって非常にありがたいのですが、なぜ安いのか、疑問に感じることはないでしょうか。

ここでは旅行会社を使うとなぜ安くなるのか、解説してみたいと思います。

 

1.閑散期と繁忙期

まずひとつに、時期の問題があります。
北海道旅行を例に挙げてみましょう。

北海道旅行が賑わう時期というのは、さっぽろ雪まつりなどのある2月などです。
(その他、過ごしやすい6〜8月も人気があります。)

ではそれ以外の時期となると、旅行に行く人がいないわけではないのですがシーズンと比べるとどうしても少なくなってしまいます。
その間も飛行機やホテルなどは運用しているので、お客さんが来ないことには儲けが全く出なくなってしまいます。
そこで、旅行代理店がこれらを取りまとめてパックにして販売するのです。

航空会社やホテルなどは空席・空室がなくなるほうが利益が出るので旅行代理店に安く卸しているのです。

 

2.旅行代理店の強み

もうひとつ、旅行代理店の集客力というのも理由の一つです。
旅行代理店は航空会社や宿泊施設単体に比べて集客力が非常に強いです。
そこでホテルや航空会社はその集客力を頼って、直販の価格より安く代理店に卸します。

理由は先ほどと変わらず「空席・空室がなくなるほうが利益が出る」というものです。

また、旅行代理店は旅行のことを総合的に扱っているのもポイント。

例えば新幹線のチケットを扱っている店舗には「新幹線のチケットがほしい」というお客さんしか来ませんが、旅行代理店は「どんな方法で旅行に行くとよりリーズナブルなのか?」という抽象的なイメージを持っているお客さんがほとんどです。
「新幹線で旅行に行こうと思っていたけど、旅行代理店に行ったら航空券を使った方が安くて早いから飛行機で行こう」というケースが往々にしてあるのです。
そうすると航空会社やホテルは旅行代理店に依頼した方が集客できる確率が上がりますよね。

 

まとめ

いかがでしょうか。
旅行代理店を使うと安くなる理由は経営の考えからしても非常に合理的なのです。
当然、全ての条件を満たしたパックというのがあるわけではないので、自分が完全に納得する宿と交通機関の組み合わせを考える場合は個別で予約等をしなくてはいけませんが・・・

そこまで極端にこだわりがない方は旅行会社を賢く使ってリーズナブルな旅をしましょう。