スマートフォン端末の普及やノートPCの軽量化などにより、現代人はインターネットに接する機会が非常に増えています。
日本人が1週間にインターネットに接触する時間はなんと週に平均49時間だとか。1日に換算すると7時間。おおよそ一日の3分の1をインターネットと接触していることになります。
そこで知らず知らずのうちに発生しているのが「デジタル疲れ」。
代表的なもので言うとFacebookやTwitter、LINEなどのSNS疲れなどです。
そういったデジタル疲れからの回復のために取り組まれているのが「デジタルデトックスツアー」。
デトックスは「解毒」の意味。「デジタルデトックスツアー」とは読んで字の如く「デジタルの疲れを解毒しよう」というものです。
今回はそのデジタルデトックスツアーについてまとめました。
電子機器禁止！
当たり前なのですが、ツアーの中では電子機器を使用することは禁止。
機器としてスマホなどの電子機器を真っ先に思い浮かべる人も多いかもしれませんが、ツアーを組んでいるところによってはデジカメなども禁止しているところも。
写真などは使い捨てカメラ、あるいは自分でノートにスケッチするというユニークな取組みをしています。
少なくともスマホなどは禁止するのが大前提ですね…
大手代理店でツアーを組んでいるところは少なめ
実際に検索してもらうと分かるのですが、現在大手代理店で「デジタルデトックスツアー」として取り組んでいるところはほとんどないです。
どちらかというと中小の旅行代理店が取り組み始めた段階です。
旅行業の中でも今のところはツアーとして売り込んでいくのは様子見段階のような感じですね。
それぐらい現代人の電子機器に対しての依存度が高いというのもあるのですが。
ツアーの場合は行き先が離島だったり、昔ながらの町並みがある静かなところ、というケースが多め。
離島などだと強制的に電子機器が使えなくなるところもあるのでその点は合理的ですね。
自分でもできる
一方でこの「デジタルデトックスツアー」はやろうと思えば自分でもできるのがいいところです。
方法は簡単。携帯電話などのデジタル機器一式を全て家に置いてそのまま旅立てばいいのです。
電源を切って持っていく、という方法もありますが、それをやってしまうとなんだかんだで自分に寛容になって機器の電源を入れてしまうことがあるのでやはり置いていくほうが取り組みやすいでしょう。
実際にやってみると時間間隔が非常に伸びたような感じを持てます。
自分の生活を振り返るとちょっとした時間にスマホのゲームを触ったり、メールやSNSをチェックしたりすることが習慣になっていますよね。
その時間がまるまる自分に返ってくるので時間が異常に長く感じるのです。
「自分には必要ない」と思っていても意外にデジタル疲れはしているものなので一度取り組んでみることをおすすめします。